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日経マガジン6月号に一枚の犬の写真が掲載された。ある家の玄関でやせ細り鎖につながれてうずくまり元気なくうつろなまなざしでこちらを見ている。もう何日も食わずいつ帰ってくるかわからない主人の帰りを待ち続けているのだろう、もう生命力も風前の灯のように見える。犬にはなぜ主人は戻らないのか、放置されてしまったのかわからないだけに哀れである。そう、これは原発避難区域内で撮られた写真である。犬に限らず猫もニワトリも豚も牛も民主党政権に見捨てられて累々と野垂れ死にしていく現実がある。
はるか昔の神話時代でさえ「ノアの箱舟」に動物たちを乗せて避難させたというのに、平成の世の近代的なこの日本でこんな光景を見せつけられると、「コンクリートから人へ、人にやさしい政治」をキャッチフレーズに政権交代を果たした組織の体をなしていない民主党の実態と犬や猫すら救うことができないことに絶望感を覚える。
立場の弱いものに思いを巡らせることができない政治家は人間に対しても同じことをする。それゆえに、まだ原発事故の収束めどが立っていないし、事故の検証もなされていない段階で「政府が要請した安全基準を満たしたので原発稼働再開をして下さい」と政府は発表した。原発事故で避難している人々の苦しみに思いを巡らせることができないどこらか、神経を逆撫ぜしていることすらわかっていない。産業界からの強い要請である「夏の電力不足対策」ありきである。どのような安全基準を満たしたというのだろうか。
暗い政治の話はこれくらいにして、「ケン おまえは幸せだな~ どんなことがあってもお前を一緒に連れて行くからな」(加山雄三?)。その本人は私のイスの後ろで軽い寝息を立てて寝ているが。
昨夜テレビを見ていると、「珍しく」隣の部屋からケンが出てきて、目の前にちょこりと座り私の方をジッと見つめている。いかにも「早く寝ようよ!」と言っているように見える。「わかったよ 今寝るから」とテレビを切り、電気を消して隣の部屋に行くとケンは部屋に入らないで部屋の外からジッと見つめている。「この見つめの心如何に」ケンの気持ちに思いを巡らすと、どうも私が先に部屋に入って今までケンの寝ていたところに私が寝たのが気に入らなくてスネているのかと。「ケン 早くおいで!先寝るよ!!」というとむっくり起き上がり私の足の上をドタドタと横切り、妻と私の間でドテっと横になる。癪なことになかなか寝付くことができない私を尻目に高いびきがすぐに始まる。さらには仰向けになり両足をおっぴろげて両手はちんちんスタイルで爆睡。「ケン お前はいいなあ~、悩みがなくて??」
「珍しく」と書いたが実はこれには伏線がある。昼間、主従関係が逆転しそうになったので厳しく叱ったので、それで私に気を使って夜呼びに来たのである。ケンシローなりに気を使っているのである(??)。
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